各粉砕方式との比較
ピンミル | ハンマーミル | ボートミル | ACM 衝撃式 | |
粉砕方式 |
粉砕機機構&構造 |
高速回転衝撃剪断式 高速回転衝撃剪断式 |
容器駆動式 ボールの落下、転動によって粉砕。 |
軸・気流粉砕式 高速気流内に粒子を相互衝突による粉砕。 |
粉砕機機構&構造 | 回転盤と回転盤に放射上にピンが取り付けられ、お互いに噛み合うように構成し、ピンの間で衝撃、剪断、摩擦作用を行う粉砕方式。 |
高速回転するハンマーにより円周方向に衝撃、剪断する方式 |
回転円筒内に粉砕媒体として、ボールロッド、あるいはペブルなどを入れ、媒体の落下、転動によって粉砕、衝撃、摩擦、回分する粉砕方式。 多くは閉回路粉砕系。 |
高速回転する羽根により粒子は過流に乗って軸方向、粉砕室に移動、衝撃、剪断、摩擦による粉砕方式。 |
粉砕条件
a.周速 m/sec |
φ160,N=18000 rpm. |
φ160,N=9600rpm. v=80 |
φ320, N=25rpm. V=0.4 |
φ310,N=7000rpm. V=110 |
b.モーター馬力 | 3.7kw/7.5kw | 3.7kw |
0.1kw |
7.5kw |
c.対象 お茶 処理量 |
平均 8〜20kg/Hr 30μm |
6kg/Hr |
0.25kg/Hr |
30kg/Hr |
d.実機名 | 自由粉砕機、コロブレックス、槙野式、ヤリヤ式 |
アトマイザー、ビクトリーミル、パルベライザ |
ポットミル、チューブミル、コンパートメントミル、コニカルミル、ロッドミル |
軸流型一、気流粉砕式 スーパーミクロンミル、ジェット・オー・マイザー ターボミル、ウルトラフ マイクロナイザー、ミクロモリター、超音波ジェット、クロスジェットミル |
特長 |
粒度の調整はディスクの回転数・ピンの使用本数・投入量の調整によって可能。 比較的凡庸性が高く、粒度分布の幅が低い。 回転数が高く、必要馬力が多い。ピン材質の選択性が必要。 ピンの固定、取付精度、材質等に難。 |
安定した粉砕粒度が得られ、運転操作、掃除が簡単。粒度調整はスクリーンによる。 ハンマーによる粉砕方式なため音が高い。 ハンマー取付精度、材質等に難 |
一般的にバッチ方式が多く、時間的な処理量が少ない。回転中は監視作業が必要でない、設備投資額が少ない。 簡単な装置であり、廉価である。 ボール材質、時間等に難。 |
凡用性が高く、素材の特長を生かす微粉砕が容易であり、分解掃除が簡単。多品種少量生産から中流生産が出来、分級装置が内蔵し粒度分布の選択が容易。 |
得意分野 | 粗・中粉砕 | 粗・中粉砕 | 微粉砕 |
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